第一章 2節について
(昔のこと、思い出せますか?)
続いて第一章2節の内容です。
人間は、どうしても左脳に頼って記憶してしまうことが多いのですが、右脳も使って記憶した方が効率よく覚えられますし、しかも忘れにくくなります。
そこで、左脳と右脳をバランスよく使って覚える方法、特に右脳をどのように使うか、その方法が書かれています。
この方法も、何か覚える際に使っていない人が大半なのではないでしょうか。
しかしこの方法はごく簡単な方法であり、方法論を知れば誰もがいつでも使える方法です。
この方法の使い方を、松平勝男さんは歴史や地理の勉強を例に挙げて説明しています。
なぜこの節に限らず歴史や地理を例に挙げるのかという理由も書かれていて、なるほどと感心しました。
そのような理由を読むと、ユダヤ式記憶術の著者である松平さんは自分なんかと根本的に頭の出来が違うのだな、と思ってしまいますね。(松平さんは東大法学部卒です)
そんな松平さんが記憶術まで使っているのですから、記憶術を使っていない一般の人はどうやって追いつくのでしょうか…
しかし、私は少なくとも松平さんが使用している記憶術については知ることができたのですから、後は実践して少しでも記憶力を高めるのみです。
しかも、冊子で紹介されている記憶術の大半は、単に記憶力を高めるだけではなく、脳そのものの発達を促すのではないかと思われるような内容なのです。だから記憶術を実践していくと、脳力全般が高まっていくことが期待できるでしょう。
※「試験に受かるユダヤ式記憶術」の概要は、トップページにまとめてあります。
さてこの節の後半には、南方熊楠についてのコラムが書かれてあります。
そしてコラムの後半では、自分の記憶力を高めるだけでない、他の方法も提唱しています。
これも確かに納得のいく話でした。
ちなみに第一章2節までのページ数は、18ページです。この冊子は約160ページあるので、まだまだほんの一部しか紹介できていません。
肝心のユダヤ式記憶術についてもまだ紹介できていません(何せそれ以外の記述についても内容が濃いので…)。ユダヤ式記憶術は第二章に記載されているので、もうしばらくお待ち下さい。
想起力の増強ー第2節関連ページ
- 「試験に受かるユダヤ式記憶術」の目次
- 試験での、アウトプットの重要性
- 想起力(思い出す力)の増強ー第1節
- 想起力の増強ー3節
- 想起力の増強ー第4節
- 試験に受かるユダヤ式記憶術の内容(第1節・2節)
- 生命の樹の図表を記憶術に使う(第3節の1)
- ユダヤ式記憶術(第3節の2)
- ユダヤ式記憶術(第3節の3)
- カバラ哲学と記憶術(第3節の4)
- ユダヤ式記憶術と他の記憶術を組み合わせる(第4節)
- 唐の時代の覚え方(第5節の1)
- 江戸時代の覚え方(第5節の2)
- 宋の時代の覚え方(第5節の3)
- バラバラな用語をユダヤ式記憶術で覚えるには?
- 判例の判旨の覚え方
- 様々な記憶法
- 「生命の樹」をインプットとアウトプットで使う方法(第6節)
- ユダヤ式記憶術(生命の樹)への質問と回答(第7節)
- 引き続き質問と回答です
- 共感覚も後天的に身に付けることができる記憶術なのか?
- 法律の勉強にユダヤ式記憶術を生かす
- クリフォトの樹を記憶術に使う?