ユダヤ式記憶術の実践ー江戸時代の覚え方

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「生命の樹」を使った具体事例(2)

前回の続きとなります。

 

次に、具体例2として、江戸時代の覚え方が書いてあります。

 

もちろん、単なる丸暗記の仕方が書いてあるわけではありません。生命の樹の図式を使った覚え方が書いてあります。

 

ここは7ページにわたって、丁寧に説明されています。江戸時代はあくまで例の1つですから、ここを読んで理解することによって、ユダヤ式記憶術を歴史の勉強にどう生かして使うのかがわかると思います。

 

 

感心するのが、○○の○○、という発想です(伏せ字ですみません)。私が自分で考え出すのは、一生かかっても不可能だったでしょう。それを記憶に結びつけるという発想がすごいです。

 

もっとも、東大に受かるぐらい賢い人には当然の発想かもしれませんが…その発想は生命の樹やユダヤ式記憶術と強固に結びつき、記憶を確かなものにしてくれます。

 

 

ところで、ここでは、生命の樹とは別の図式(やはり簡略化されたものです)が紹介されています。

 

その図式を覚える必要はないとのことですが、参照して使うと役に立つそうです。

 

重ね重ね、ユダヤ式記憶術の奥の深さには恐れ入ります。

 

 

ただ、その奥の深さがそのまま欠点になっているかもしれません。

 

深淵がゆえに、手軽に使いにくい、といった部分があります。

 

図式や使い方を覚えさえすれば、手軽に使おうと思えば使えるのですが、それでは記憶の対象物の「真の理解」はできないのかもしれません。

 

もっとも、そこまでの理解に到達しなくても、試験には受かるのでしょうが。

 

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