「生命の樹」を使った具体事例(2)
前回の続きとなります。
次に、具体例2として、江戸時代の覚え方が書いてあります。
もちろん、単なる丸暗記の仕方が書いてあるわけではありません。生命の樹の図式を使った覚え方が書いてあります。
ここは7ページにわたって、丁寧に説明されています。江戸時代はあくまで例の1つですから、ここを読んで理解することによって、ユダヤ式記憶術を歴史の勉強にどう生かして使うのかがわかると思います。
感心するのが、○○の○○、という発想です(伏せ字ですみません)。私が自分で考え出すのは、一生かかっても不可能だったでしょう。それを記憶に結びつけるという発想がすごいです。
もっとも、東大に受かるぐらい賢い人には当然の発想かもしれませんが…その発想は生命の樹やユダヤ式記憶術と強固に結びつき、記憶を確かなものにしてくれます。
ところで、ここでは、生命の樹とは別の図式(やはり簡略化されたものです)が紹介されています。
その図式を覚える必要はないとのことですが、参照して使うと役に立つそうです。
重ね重ね、ユダヤ式記憶術の奥の深さには恐れ入ります。
ただ、その奥の深さがそのまま欠点になっているかもしれません。
深淵がゆえに、手軽に使いにくい、といった部分があります。
図式や使い方を覚えさえすれば、手軽に使おうと思えば使えるのですが、それでは記憶の対象物の「真の理解」はできないのかもしれません。
もっとも、そこまでの理解に到達しなくても、試験には受かるのでしょうが。
江戸時代の覚え方(第5節の2)関連ページ
- 「試験に受かるユダヤ式記憶術」の目次
- 試験での、アウトプットの重要性
- 想起力(思い出す力)の増強ー第1節
- 想起力の増強ー第2節
- 想起力の増強ー3節
- 想起力の増強ー第4節
- 試験に受かるユダヤ式記憶術の内容(第1節・2節)
- 生命の樹の図表を記憶術に使う(第3節の1)
- ユダヤ式記憶術(第3節の2)
- ユダヤ式記憶術(第3節の3)
- カバラ哲学と記憶術(第3節の4)
- ユダヤ式記憶術と他の記憶術を組み合わせる(第4節)
- 唐の時代の覚え方(第5節の1)
- 宋の時代の覚え方(第5節の3)
- バラバラな用語をユダヤ式記憶術で覚えるには?
- 判例の判旨の覚え方
- 様々な記憶法
- 「生命の樹」をインプットとアウトプットで使う方法(第6節)
- ユダヤ式記憶術(生命の樹)への質問と回答(第7節)
- 引き続き質問と回答です
- 共感覚も後天的に身に付けることができる記憶術なのか?
- 法律の勉強にユダヤ式記憶術を生かす
- クリフォトの樹を記憶術に使う?