生命の樹の体系(第3節の1)
さて、本節より、前回の記事で登場した「生命の樹」の図式の説明が始まります。
ただし、ユダヤ式記憶術では、生命の樹の図式を簡略化したものを使用します。
まず、本節の初めには生命の樹の正式図と簡略図式が載っています。
そして次のページには、「生命の樹の表」が載っています。
ユダヤ式記憶術は、この生命の樹の図表が頭に入っていて初めて使える記憶術なので、まずはこの図表を覚えてしまうことを、著者の松平勝男さんはお勧めしています。
しかし、図のほうはともかく、この表って結構覚えることが多いんですよね。そして、この図表を前提としてユダヤ式記憶術を使うということは、この図表自体をユダヤ式記憶術を使って覚えることはできない、ということです。
そして、この図表の覚え方については冊子の中では言及されていません。この点はちょっと残念でした。
図のほうは何度も眺めていれば覚えられると思います。あるいは何度もユダヤ式記憶術を使用していれば自然に頭に入ると思います。
表のほうも、ユダヤ式記憶術を使っていればそのうち覚えるとは思いますが、言葉自体が聞いたことのないような言葉が使用されていたりするし、抽象的な概念が使われていたりするので、最初のほうはなかなか大変かもしれません。
私が思うには、表のほうは語呂合わせやイメージングを活用して、自分で工夫して覚えるなどしたほうがいいと思います。そして何度もこの(図や)表を見ながら、実際にユダヤ式記憶術を使っていくうちに、だんだん自分の知識として定着するのではないか、と思います。
実は、ユダヤ式記憶術について理解が深まれば深まるほど、図表の意味もわかってくる、という関係にあります。だから、最初は図表について意味がわからず覚えにくくても、そのうちに理解を伴った記憶として脳に定着する、ということになります。
さてこの後には、生命の樹の図表の詳しい解説が載っています。
生命の樹の図表を記憶術に使う(第3節の1)関連ページ
- 「試験に受かるユダヤ式記憶術」の目次
- 試験での、アウトプットの重要性
- 想起力(思い出す力)の増強ー第1節
- 想起力の増強ー第2節
- 想起力の増強ー3節
- 想起力の増強ー第4節
- 試験に受かるユダヤ式記憶術の内容(第1節・2節)
- ユダヤ式記憶術(第3節の2)
- ユダヤ式記憶術(第3節の3)
- カバラ哲学と記憶術(第3節の4)
- ユダヤ式記憶術と他の記憶術を組み合わせる(第4節)
- 唐の時代の覚え方(第5節の1)
- 江戸時代の覚え方(第5節の2)
- 宋の時代の覚え方(第5節の3)
- バラバラな用語をユダヤ式記憶術で覚えるには?
- 判例の判旨の覚え方
- 様々な記憶法
- 「生命の樹」をインプットとアウトプットで使う方法(第6節)
- ユダヤ式記憶術(生命の樹)への質問と回答(第7節)
- 引き続き質問と回答です
- 共感覚も後天的に身に付けることができる記憶術なのか?
- 法律の勉強にユダヤ式記憶術を生かす
- クリフォトの樹を記憶術に使う?