何ヶ月の勉強が必要なのか?

 

社会保険労務士試験の受験を検討するにあたって、どうしても気になるのが「一体何ヶ月の勉強で合格できるのか」ということだと思います。

 

試験まで勉強期間が3ヶ月しかない、半年しかない、1年ぐらいある…人によって様々ですし、自分の力ではどのくらい勉強期間が必要なのか、一般的にはどのくらいの勉強期間で合格しているのか、など、気になることはいろいろあります。

 

また、人によって1日にかけられる勉強時間も違います。1日8時間ぐらい勉強できる方もいるでしょうし、3時間が精一杯、あるいは1時間ぐらいしかできない、など、それぞれ置かれている環境によっても全然違いますし。

 

また、その人が持っている知識量によっても合格までの勉強期間は異なってきます。会社の人事・総務部で実務に携わっていたとか、大学で労基法の勉強をしたことがあるとか、将来もらえる年金が心配だったから年金についてだけはいろいろ調べて知識がある、など、前提条件が違うので、一概に何ヶ月の勉強で合格できるかはなかなか提示するのは難しいです。

 

 

 

同じようで違う。社労士の勉強も。

(同じようで、それぞれ違う。社労士の勉強も。)

 

 

 

ただ、一般的にはやはり最低でも半年以上の勉強期間は必要なのではないでしょうか。

 

社会保険労務士試験の勉強に専念できる環境にある方は、1日8時間ぐらい勉強すれば3ヶ月で720時間勉強できますので、運が良ければ合格できる可能性はあります。

 

しかし、知識がほぼゼロからスタートするならば、3ヶ月の勉強では知識がなかなか定着しません。覚えては忘れ、覚えては忘れ…

 

労基法や労災保険法を勉強している段階では結構いけそうな気がするのですが、雇用保険法、健康保険法と進むにしたがって知識が混乱してきます。そういう状態のときに残りの年金科目の勉強にとりかかり、今までの科目とはまた違った難しさに直面し、ここで完全に息切れしてしまったりします。もちろん白書や改正法まで手が回るはずもなく、完全に時間切れ、となってしまうことでしょう。

 

 

同じ720時間の勉強でも、1日4時間で半年間の勉強を続けるほうが、知識が定着する可能性が高いです。さらに、1日2時間で1年間勉強するほうが、さらに知識が定着する可能性が高いと思います。

 

社会保険労務士試験は覚える量が多いため、短期に一気に詰め込むよりも長期間をかけて少しずつ積み上げていったほうが、結果的に頭に残ることでしょう。

 

もちろん、試験直前期には勉強時間を増やし、今までインプットした記憶の喚起に努めることは必要ですが。

 

当サイトでは、できるだけ社会保険労務士試験の合格に役立つような様々な情報を載せていますので、他の記事も参考にしてみて下さい。

 

予備校にお金を貢がない勉強法