覚えられない用語の記憶法

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用語を記憶する

第2章のタイトルは「ユダヤ式記憶術」でした。約60ページにわたってユダヤ式記憶術についての詳細な説明がなされていました。

次は第3章に入ります。第3章のタイトルは「対象別の記憶術」となっており、ユダヤ式記憶術以外の記憶術を使った覚え方が記載されています。

今までに何度か説明したように、ユダヤ式記憶術はとても効果の高い記憶術ですが、他の方法のほうが使いやすくて覚えやすいようなものも、中にはあります。そのようなものまで無理にユダヤ式記憶術を使わなくてもよいのです。そのようなものの覚え方が、ここには紹介されています。


まず第1節は「用語を記憶する」というタイトルです。

なかなか覚えられない言葉や用語がある場合、どのように覚えるかについて、@マルクス・アウレリウス・アントニヌスA検非違使(けびいし)B完顔阿骨打(ワンヤンアグダ)の覚え方を例に挙げて説明しています。

なるほど、こうやって覚えればいいのか、という内容です。

さらに、@イブン・バットゥータAドラコンBメフメト2世Cヘンリー7世Dイヴァン3世という、先ほどの例よりさらに覚えにくそうな例が挙げられており、その覚え方が説明されています。

もちろん、この例にだけ通用する覚え方ではありません。覚えられない用語全般を覚えるのに使える覚え方です。

このような用語を覚えるには、たしかにユダヤ式記憶術はちょっと使いにくいです。しかし、そのような用語であっても、ちゃんと本章のように別の記憶術を紹介してあるので、ユダヤ式記憶術の欠点が見事に補われています。

ユダヤ式記憶術に拘るのではなく、他の手段も使って「覚えれられればいい」、というわけですね。

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