社労士と行政書士の難易度を比べてみましょう

 

 

試験が年に1回、合格率が1ケタ台の国家資格である社会保険労務士試験の難易度はどのくらいなのでしょうか。

 

 

自分が受ける試験の難易度は、やっぱり気になりますよね。


 

何かとよく比べられる行政書士試験と比較して、難易度を考えてみましょう。

 

 

社労士試験の難易度は?

 

 

 

受験資格が決められている

 

まず、社会保険労務士試験には受験資格があり、原則として大卒以上の学歴が必要です。

 

この受験資格を満たさない方は、社会保険労務士法及び施行規則で定められた実務経験を3年以上有しているか、または行政書士・気象予報士など一定の国家試験に合格していなければ、受験資格が得られません。

 

 

このように、一定の学歴あるいは資格等を有していることが受験資格となっているため、受験者のレベル自体がある程度高いことが予想されます。

 

そのような受験者のうち、6〜7%しか合格できないのですから、決して試験の難易度は低くないといえます。

 

 

社労士試験の合格率は、なぜこんなに低くなったの?
近年、合格率の低下が顕著な社労士試験。そんな中で、合格のチャンスはあるのでしょうか?

 

 

行政書士試験の難易度は?

 

 

 

社会保険労務士試験と似たようなレベルにあると言われているのが、行政書士試験です。

 

行政書士試験はも年に1回の試験です。

 

そして年度によって合格率が割と大きく変動するのですが(合格ラインが一定で絶対評価なので)、ここ数年は10%前後と、社会保険労務士試験よりもわずかに高い合格率となっていますね。

 

 

受験資格がない

 

しかし、社労士試験とは異なり行政書士試験には受験資格がありません。

 

門戸を大きく開いている国家試験なので、これは評価されるべき点ですよね。

 

ただ、そのことの裏返しとして、受験者のレベルは玉石混淆であると予想されます。

 

 

社労士は、行政書士から分化した資格

 

また、社会保険労務士試験の受験資格の1つとして、「行政書士となる資格を有する者」が定められていますよね。

 

そして社労士は、沿革的に行政書士から分化して人事・労務に関する分野についてより専門性を持たせたものなんです。

 

そうすると、社会保険労務士試験のほうが行政書士試験よりは難易度が高めに設定されているのではないか、と推測できます。

 

 

どちらが格上とかはない!

 

 

 

もちろん、社労士試験のほうが難しいからと言って、社労士のほうが行政書士より上である、というような格付けの話になるわけではありません。

 

社労士試験に合格しても行政書士の資格は得られませんし、業務内容が異なるため、そのような比較はできませんからね。

 

 

例えれば、行政書士はゼネラリスト、社労士はスペシャリストです。

 

ですから、行政書士は広く浅く、社労士は狭く深く、といった知識が少なくとも試験では求められるのです。

 

 

 

労基法に年金法、健康保険法に社一など盛りだくさんで、範囲は「狭くない!」という意見もあるとは思いますが…


 

 

難易度を恐れないで!

 

 

 

もっとも、社労士試験の難易度が高めとはいっても、受験者全員が「正しい」勉強をしているわけではありません。

 

したがって、「正しい」勉強法にのっとって勉強すれば、このような難易度でも合格は可能です。

 

勉強を始めたからには遠回りせず、「正しい」勉強法に基づいて勉強してください。

 

 

 

実は、勉強法を間違っている受験生がほとんどです。

 

正しい勉強法に基づいて勉強すれば、合格可能性がズドーンと高くなるんですよ。


 

 

どうかあなたも遠回りせず、正しい勉強法で一気に合格への階段を駆け抜けてください。

 

 

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